中国人実習生、中部空港で2日足止め 10人帰国 (中日新聞 2019年1月18日)

 ニュース概要

 技能実習生の国内の受け入れ団体が、中国の送り出し機関側に問題があるとして事前に受け入れ拒否を通告していたが、実習生らは伝えられないまま来日していた。

 名古屋入国管理局によると、10人は技能実習のビザの発給を受けた上で中部国際空港に到着。静岡県の監理団体は国内の実習先企業との間を取り持つ仲介者として実習生を受け入れる予定だった。ところが、静岡県の監理団体が「今回の実習生は受け入れられない」と入管に報告し、入国審査で不許可となった。

 10人は空港内の施設にとどまり、17日に空路で帰国したという。

 

名古屋市の帰化申請・在留ビザ申請専門の行政書士の金丸です。

技能実習制度は研修という名目なので実習生は、転職が認められていません。受け入れ先の監理団体が拒否すれば、実習生は帰国せざるを得ないことになります。実習生は現地の送り出し機関に、数十万円単位の金銭をそれぞれ払っているといわれています。実習先の給料で補填する形です。実習生に負担がのしかかるのならば、気の毒であり、制度そのものを見直す時期が、きているのかもしれません。

 

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