「外国人」が選ぶべき大学

名古屋市の外国人の在留ビザ申請を代行しています。行政書士の金丸です。

日本の大学の定員割れが過去最多を更新した。私立大学のほぼ半数が入学定員を満たしていない状況にある。この大学事情を、大学進学を希望している外国人は考慮する必要がある。自分に適した大学を選ぶには、入学しやすいとか、オープンキャンパスに参加してスタッフが親切だったといった理由だけが判断基準になってはならない。ここで重要な点を指摘しよう。

日本語学校で日本語を一生懸命に勉強してきた人は学習テクニックを身に付けている。注目したいのは大学は日本語学校の延長ではない。大学では、自分自身で新しい問題に取り組める力を身に付ける。わかりやすく言えば自分に自信をつけて、しっかりと自らの意思を相手に伝える能力を開発するところである。

そのためには、大学で提供されるカリキュラム、どのような授業科目が開講されているかを調べるべきだ。半期で90分授業を15回も受けるのであるから自分が興味を持てないような科目ばかりが用意されていたら、あなたにとってつまらない。

次にぜひ注目してほしいのは、大学図書館が充実しているかどうかである。とりわけ外国人にとって重要なのは、館内に司書が何人配置されているのかを見落としてはならない。司書が不在の図書館は、外国人にとってとても不便であり、十分な学習成果があげられない。

インターネットはどこでもできる。本を広げて初めて思索ができ、新たな問いが生み出されていく。既存の問いに答えてくだけでは、人間の知識は成長していかない。活用できる図書館の存在は、あなたの大学生活において、とんでもなく役に立つ貴重なものである。図書館が十分に機能していない大学は選ばないほうが良い。

大学生でなくても誰でも中に入れる大学図書館もある。例えば名古屋大学付属図書館・中央図書館である。学外者でも身分証明書と名前の記入で入れます。雰囲気を味わうのも良いだろう。

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